Concept
「con.temporary furniture」コン・ドット・テンポラリー・ファニチャー(以下「ctf」 )」は ①組立 ②分解 ③持ち運び がいたって簡単なシンプル構造のファニチャーコレクションです。釘やボルトを使用しないで組み立てることができ、地球上でもっとも再生可能な資源 ー「木材」からつくられています。
「ctf」は、2011年11月にデザイナー Colin Schälli(コリン・シェリー)の故郷であるスイスで製作、販売を開始しました。日本でも2010年から試作品の製作がスタートし、2011年からセレクトショップが自らの店舗内で使用する什器、そしてクリエイティブディレクターたちが彼らのオフィスやワークショップイベント等で使用するといった目的で受注製作が始まりました。
空路や海路といった長距離輸送の手間隙やコストを抑えるために、販売国の選ばれし木工藝職人達が製作を担当します。NC(数値制御/numerical controlによる機械加工)以外の木取りから、接合部分の細い鑿(のみ)や天板の面取り加工を含め、仕上げは、人の手で丁寧に行われています。「ctf」で使用する木材は、すべて販売国のローカルプライウッド(国産積層合板)から構成されるまさに "MADE HERE" プロダクトです。
各モデルは、日本の畳サイズのグリッドシステムに基づいてデザインされています。T-723-X3(ワークデスク)の天板サイズ(幅1700 x 奥行850 mm)を基本単位とし、デスク天板を縦に4 分割した 425 x 850mm サイズの板がシェルフ各モデルの棚板と同サイズとなります。R-723-D-1T(サイドボード)もデスクを横に等分した幅1700 x 奥行425mm。モジュール家具として各モデルを組み合わせて、様々な場所や用途でレイアウト替えを楽しみながらお使い頂けます。日本の生活様式からインスパイアされた基本ユニットは、三六(さぶろく)サイズの合板を軸に構成されているので、すべてのモデルは分解後、フラットに積み重ねられ、自家用車で運ぶことが可能です。
2011年にDesign Preis Schweiz(スイスデザイン賞)のインテリア部門賞を受賞。